広告 × SEO / EC

ZEFT 広告 × SEO 監査

AI エージェントが複数の専門観点で広告と検索を点検する監査の仕組みを自社で開発し、まず自社の EC に実行。計測と検索の設定問題を発見・修正した記録です。

役割

広告×SEO 監査、計測・SSR 再構築

クライアント

ZEFT(自社運営)

成果

実売上の計測結線・インデックス可能URL 169→737

期間

2026年

私たちは、AI エージェントが広告アカウント・計測・検索対策・表示速度といった複数の専門観点を順に点検していく監査の仕組みを、自社で開発しています。その最初の実行先に選んだのが、当社が自ら開発・運営するソーシャルギフトサービス「ZEFT」でした。自社のサービスだからこそ、広告アカウントの中身も、仕組みが見つけた問題も、そのまま公開できます。表面上はすべて順調に見えていました——広告は配信され、注文も入り、サイトはどの端末でも正常に表示されていました。

それでも監査では、表面の数字には出ない「計測の設定の問題」が見つかりました。購入の計測がいつからか無効になっていたこと。過去の成果が、実際の注文金額とは関係なく一律の金額で記録されていたこと。その結果、広告の自動入札は「1件の売上が実際にいくらだったのか」を知らないまま動いていました。決済が完了するたびに実際の注文金額が広告媒体へ自動で伝わる仕組みに作り直しました。

検索の側にも、同じ種類の設定の問題がありました。過去のシステム移行の名残で、人の目には普通に見えるのに検索エンジンには読み取れないページが大量に残り、検索エンジンを案内するためのファイルも壊れていました。修正の結果、検索エンジンに登録できるページ数は 169 から 737 に増え、公開済みの記事 163 本が初めて検索結果に載るようになりました。

両方をつなぐ発見もありました。スマートフォンでの表示の遅さ(主要部分の表示に 8.5 秒。パソコンでは 1.7 秒)です。この 1 点が、検索順位と広告の費用対効果を同時に押し下げていました。1 か所を直せば両方が良くなる——広告と検索対策を別々にではなく、ひとつの監査としてまとめて見る理由がここにあります。

特別な事例ではありません。サイトの移転や更新のたびに設定は少しずつずれ、しかも表面上は正常に見え続けます。この種の問題は、実際のデータに監査を当てて初めて見つかります。そして一度きりの調査ではなく仕組みにしてあるため、同じ監査をどのアカウントに対しても繰り返し実行できます。

技術的な詳細

監査システム: AI エージェントが複数の専門スキル(アカウント構造・計測・検索技術・表示速度・日本の広告規制など)を順に適用する構成で、日本市場向けの点検項目を自社で整備しています。

計測側: 購入のコンバージョンアクションが無効化された状態で、過去分は一律の固定値で記録、発火していたのは低価値のマイクロイベントのみでした。決済 webhook から実注文額を広告媒体へ還流するサーバーサイドの結線を実装し、value-based bidding が機能する前提を回復しています。

検索側: プラットフォーム移行時にカタログがクライアントサイド描画のまま残り、クローラーが本文を取得できない状態でした。該当ルートをサーバーサイドレンダリングに再構築し、robots.txt と sitemap の生成をデータベースへ移管、構造化データ(JSON-LD)をサーバー応答に含める形にしています。